令和6年能登半島地震への対応について(下水道災害復旧支援活動のご報告)

2024年1月1日に発生した能登半島地震に関して、災害対策基本法第67条、68条、並びに「下水道事業災害支援に関するルール」等の規定に基づき、石川県から大阪市に対して応援要請があり、当社にも大阪市建設局から下水道管路の調査等に関して協力要請があったことから、1月10日から3月29日までの期間、現地での支援活動を実施しました。

 今回の能登半島地震においてはこれまでの下水道災害復旧支援活動と異なり、上水道と連携し上下一体となった復旧支援が行われており、給水拠点の復旧優先順位に合わせた二次調査や、上水道復旧に伴う下水道の溢水対策を優先的に実施しました。

 支援活動を通じて、都市インフラの一翼を担う当社の社会的使命の大きさを再認識したところであり、災害時などの非常時において能力を発揮できるよう、常日頃の危機管理により一層精進して参ります。

1.支援活動の経過

(1)派遣隊構成(1月10日~3月29日)

・社員 のべ 35人 (現地212人・日)

・車両 のべ  8台 

・現地で大阪市職員との混成チームとして活動

(2)派遣先・期間・支援内容

・石川県能登町(1月10日~3月29日)

     緊急調査・一次調査:                 1月10日~1月28日

     溢水対策作業計画策定:              1月19日~1月24日

     水道復旧に伴う溢水対策:          1月19日~1月23日

(以降は管路協(※)による対応に移行)

     二次調査:                                   1月28日~3月29日

・石川県輪島市(一次調査:1月26日~1月27日)

 ※公益社団法人 日本下水道管路管理業協会

2.活動の状況

一次調査                        

溢水対策                    二次調査