1 基本的な考え方
当社では、「豊かで快適な水環境を創出するとともに、まちの安全と安心をまもり、くらしを支える」ことを経営理念に掲げており、この経営理念を社会から信頼される組織風土の醸成を図りつつ具現化していくことが必要になります。
このため、当社では、「内部統制システム構築の基本方針」を定め、業務の有効性・効率性の観点から迅速な指揮命令系統と全社的な即応体制を構築するとともに、コンプライアンスの徹底やリスクマネジメントに基づく事業展開など、コーポレート・ガバナンスの強化を図っています。
2 コーポレート・ガバナンス体制
コーポレート・ガバナンスにおいては、経営に対する監視を外部から客観的・中立的に行う機能が重要となることから、当社では、取締役の職務執行を監視するため、法律、会計、行政の専門家である監査役を選任しています。さらに、当社は大阪市100%出資の外郭団体として、市の外郭団体評価委員会や出資団体監査などにより、客観的な見地から経営監視が行われています。
取締役会については、定期的に開催するほか、必要に応じて随時開催し、重要な事業計画や方針に関する事項などについて審議・決定しています。また、経営等に係る重要事項の意思決定に際しては、取締役会での議案審議に先立って経営会議において審議を行うなど、意思決定プロセスにおける透明性、適法性等を確保するよう努めています。

3 内部統制システム構築の基本方針
当社では、内部統制システムの構築に関する基本方針を定め、この基本方針に基づく内部統制システムの整備・運用状況を絶えず評価し、必要な改善措置を講じるほか、社会・経営環境の変化等に対応して不断の見直しを行うなど、時代の要請に見合った実効性のある内部統制システムの整備・運用に努めています。